英治「翻訳だけじゃなくて 英会話もできるんですね 何よりも 通じるところが すばらしい。」
白鳥「これで よろしいんですね?」
はな「白鳥様 お騒がせしました。 さあ 行きましょう。」
英治「はい。」
白鳥「また侵入したら 本当に警察に引き渡しますから その おつもりで。」
英治「本当に ご迷惑をおかけしました。」
白鳥「もっと離れて! 『男女七歳にして 席同じゅうせず』!」
道中
梶原「生徒たちに見られた? それは すまなかった。 でも 僕は いい加減な気持ちで あなたに会ってる訳じゃない。 僕たちは そんなに若くはない。 もう これ以上 人生の時間を 無駄にするのは やめよう。 今度こそ あなたを幸せにする。 僕の妻になって下さい。」
向学館
編集部
はな「出来ました!」
英治「ありがとうございます!」
(拍手)
(ドアが開く音)
「編集長 大変だったんですよ!」
梶原「いいじゃない。 よし! すぐ印刷回してくれ。」
英治「はい! 本当に助かりました。 どうも ありがとうございました。 あの… お礼は また今度 改めて。 じゃあ。」
梶原「君 今日までだったよね?」
はな「はい。」
梶原「ご苦労さま。 はい お給料。」
はな「ありがとうございます!」
「初めてのお給料?」
はな「はい! 帰りに 友達に きんつば買って帰ろうと思います。」
「そう。」
はな「本当に お世話になりました。 編集長?」
梶原「ん?」
はな「どこか お加減でも悪いんですか?」
梶原「あっ… いや 結構 こたえたかな。 今日 君の学校の先生に 求婚したら あっさり断られたよ。」