連続テレビ小説「花子とアン」第39回「さらば修和女学校」【第7週】

校庭

はな「英語の教師か…。」

醍醐「それだけは やめた方がいいわ。 富山先生みたいに 生涯 独身を通す事になってもいいの?」

はな「醍醐さん!」

醍醐「やっと決まったわ。」

はな「あっ もしかして…。」

醍醐「醍醐亜矢子 この度 お医者様と婚約致しました!」

はな「おめでとう!」

<婚活に命を懸けていた あの醍醐にしては 遅すぎるくらいです。>

廊下

醍醐「両親に頼み込んで 寄宿舎に戻る事にしたの。 最後に 皆さんと 楽しい思い出が作りたくて。」

はな「そう!」

醍醐「はなさんと同じ部屋が よかったのに。」

はな「私の部屋は 小さい人たちがいて いっぱいなの。」

醍醐「ここね。」

醍醐の部屋

<そこは はなにとって 蓮子との思い出が たくさん詰まった部屋でした。>

醍醐「はなさん そういえば 葉山様 どうされてるかしら。 あれから 一度も お便りしてないの?」

はな「ええ。 さあ 急いで片づけましょう。」

寄宿舎

はな「分からない単語があった時は すぐに辞書を引く癖を つけましょうね。 そうすれば どんどん 英語が好きになりますから。」

2人「うわ~!」

畠山「はなさんの辞書 大きくて立派でしょう?」

はな「これはね 出版社で翻訳のお仕事を お手伝いした時に頂いたの。」

回想

はな「これ 私が一番欲しかった辞書よ!」

英治『安東はな様。 先日の翻訳のお礼です』。

はな「燃えてますよ!

はな「私に翻訳させて下さい!」

「安東君 今日中だよ。 できる?」

はな「やってみます!」

英治「お願いします!」

はな「出来ました!」

英治「ありがとうございます!」

(拍手)

回想終了

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