「出版社のお仕事は 大変でしたか?」
はな「いいえ ちっとも 本を作るお仕事は 好きな本を読む時と同じくらい わくわくして 時間が あっという間にたつの。 あんな仕事に就けたらなあ…。」
梶原「編集長!」
はな「何だ?」
梶原「編集長 次の企画 恋愛特集は いかがでしょうか?」
はな「悪くないなな。 …が もっといい案は ないか?」
英治「編集長!」
はな「何だね また君か。」
英治「僕は 珍獣の本がいいと思います。」
はな「そう来ると思ったが 却下します。」
英治「どうしてですか! バカが読んだって分かるし かわいいですよ!」
はな「私は もっとわくわくした すてきな本を作りたいの! 子どもからも大人からも 愛されて 読んだ人が思いっきり 想像の翼を広げられるような!」
(笑い声)
畠山「はな先輩はね 時々 こうなってしまうのよ。 ねっ!」
(笑い声)
畠山「はなさん。 出版社って 女の人がお勤めするのは 難しいわね。」
はな「そうよね…。 (ため息)」
正門
(鐘の音)
醍醐「このきんつばも 卒業したら 食べられないでしょう? この際 太ってもいいわ。」
(倒れる音)
醍醐「しっかりなさって! 大丈夫ですか?」
はな「かよ?」
かよ「お姉やん…。」
はな「かよ どうしたの!?」
かよ「会いたかった… お姉やん! お姉やん!」
<かよの身に 一体 何があったのでしょう。 ごきげんよう。 さようなら。>