連続テレビ小説「花子とアン」第67回「銀座のカフェーで会いましょう」【第12週】

道中

はな「あっ 星…。 ♬『Twinkle, twinkle, little star,』

かよ「もう お姉やん 帰るよ!」

はな「こっち?」

かよ「そう!」

はな♬『How I wonder what you are』

かよ「お姉やん 危ねえよ。」

はな♬『Up above the world so high,』

かよ「はいはいはい。」

英治「あっ! すいません!」

はな「痛…。 あっ 壁かと思ったら 村岡印刷さん。」

英治「歓迎会に呼んで頂いたのに 遅くなってすいません。 もう だいぶ酔ってますね。」

はな「村岡印刷さん ご無沙汰してます。 ごきげんよ~う。」

英治「わあ ちょっと! おうちまで送ります。」

かよ「すみません!」

かよ宅

玄関前

かよ「こちらです。」

英治「はい。」

居間

かよ「助かりました。 ありがとうございました。」

英治「いえ。 じゃあ 僕は これで。」

はな「あ~! あっ 逃げるだけ。」

英治「逃げませんよ。 また明日 会社で会いましょう。 じゃあ。」

英治「どうして 辞書が漬物石に…。」

はな「あれ~?」

かよ「あっ おらが置いたの。 ちょうどいい重さだったから。」

はな「うわ~! あなたのくれた辞書 なかなか役に立つじゃんね! 全然 使っていなんだし ちょうどいいだよ。」

英治「花子さんは 英語の勉強 やめてしまったんですか?」

はな「てっ 花子! 花子なんて呼ばれたら 酔いがさめちもうら。」

英治「英語の翻訳 続けてなかったんですか?」

はな「エヘヘヘ…。」

<はなにとっては 痛い言葉でした。 ごきげんよう。 さようなら。>

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク