里や
サト「何やってるんですか? おとうさん?」
善行「あぁ いやいや ちょっと娘に会いたいなと 思いまして。 あの いてへんかったら 結構ですから はいはいはい。」
サト「あら 社長ならいるじゃないの。」
善行「え どこに?」
サト「ここに。」
善行「え? 変なこと 言わんといてください。」
お客「おかわり。」
善行「いえいえ 私。」
サト「ほら 早く。 これ運んで。」
善行「はい。 なんで 私がこんなことせな あかんねんねえ。」
お客「ああ?」
善行「えらい すみません。」
お客「ダホ ホンマに。」
蘭「ちょっと なにやってんの? 魔法の国なんか作れるわけないでしょう。」
羽純「下品。」
一同「下品。 無礼。 勝手。 迷惑。」
善行「私 純と違いますから はい。」
忍「いつも 自分が正しいと 思って 偉そうなこといいやがってよ。」
善行「いや あの。」
サト「あんたさ いつまで 親に苦労かけりゃ 気がすむのさ。」
善行「いや 私と純と違いますから。」
志道「あんたみたいなヤツのことを 四文字熟語でなんて言うか知ってる?『人間失格』って言うのよ。」
一同「人間失格!」
善行「うわー!」
路上
善行「は! なんで 俺がこんな夢見なあかんねん。」
善行「これのせいや! あーあ。」
回想
純「お父ちゃんには これが いっぱい詰まってるんだからね。」
回想終了