玄関前
純「お父ちゃん! お父ちゃん! あれ?」
晴海「純。」
純「お母ちゃん どうしたの?」
晴海「私 あんたのウチに 置いてくれないね?」
純「え? お母ちゃん とりあえず 中で話そっか。」
純宅
純「分かった。 しばらく こっちで 預かるからさ お兄ちゃん達に心配しないように伝えて。」
マリヤ「純ちゃん ごめんね。 勇気は大丈夫だからって お義母さんに伝えて。」
愛「純さん。 なんだって?」
純「なんかね 勇気のこと 火傷させちゃったみたい。 お姉ちゃんが うたたねしている間に ミルクやろうと思ったらしいんだけど 冷ますの忘れたみたいで。
純「これ以上勇気に近づいたら 自分が なんか 違うことしてしまうんじゃないかって 怯えてるみたい お母ちゃん。 でもな… どうしよう ウチ狭いし。」
愛「人生は難しい 選択の繰り返しなのかも知れませんね。 洗濯の繰り返しでもありますけど。」
純「ありがとう。」
愛「すみません。」
夜