道中
愛「なんか おじぃやお義父さんへの感謝の気持ちも忘れたくないですよね。」
純「ああ そうだね じゃあ 懐かしい人の写真とか 思い出の品を飾るコーナー作らない? お客さんが持ってきた物も 自由におけるようにしてさ。」
愛「ああ いいですね。 ああ 人間は自然と共存しなきゃいけないんだって感じも出したいですよね。」
純「ああ じゃあ ウッドデッキに花をいっぱい飾って ホテル中 至る所 緑で いっぱいにしよっか?」
愛「日本中から お客さんに来てほしいけど 地元の人との交流も大切にしたいですよね。」
純「じゃあ 思い切って 里やみたいな気取らない食堂にして 島の人も気軽に来れるようにしない?」
愛「そうですね。 ウチのホテルでしか 食べられない料理を一緒に考えなきゃ。」
純「ケーキとか お菓子も作ろうよ。 あ そうだ ねえ キンさんの お茶とか一緒に出してさ。」
純「葉っぱついてるよ。」
愛「本当ですか。」
純「なんか いっぱい ついてる。」
愛「純さんも ついてますよ。」
純「あ これ 白髪じゃん!」
狩野・待田家
晴海「純。」
純「うん?」
晴海「今日は何曜日だった?」
純「今日は土曜日。 あ それと。」
晴海「うん。」
純「大阪からみんなで引っ越してきて おじぃのホテルを初めて見た日。」
晴海「ああ 懐かしいね。」
純「お母ちゃん。」
晴海「うん?」
純「ありがとうね。 お母ちゃんが模合仲間の人たちを連れてきてくれなかったら ここまで来てないからさ。」
晴海「なんのこと?」
一同「…」
晴海「純 喉が渇いた。 お茶欲しいさ。」
純「うん わかった。」