会議室
純「ということで この企画書通りに オオサキ社長と頑張って行きましょう」
おじぃ それから 私と桐野さんは みんなに給料のカット頼みに行き
純「当面の間 給料を30%ほどカットさせていただきたいと思います 皆さん よろしくお願いします」
どよめく者たち
純「あの そうなんですよ 30% すみませんね 今は辛いかもしれませんけど あとから このホテルを 立て直すための30%なんで」
机を叩く桐野
桐野「ふざけんな!! イヤなら ホテルマンなんか やめちまえ! 文句があるなら 1人1人 ハッキリ言ってみろ! いっぺんに言うな!」
純「あの水野さん こういう時 トルストイさん なんか 言ってませんか?」
水野「え?」
純「早く!」
水野「トルストイ… ああ なんも浮かばないな…」
純「ちょっと なんか 出して下さいよ」
水野「その代わり ダンテでもいい?」
桐野「なんででもいい」
純「お願いします」
水野「皆さん 人を支える力は 三つあります 希望を持つこと 信じること そして 愛すること 僕は賛成です」
拍手
純「そうですよね 皆さん ダンテさんみたいに 希望を持ち 信じ 愛しましょう オオサキホテルを」