純宅
愛「純さん ケーキ… 純さん! 純さん…?」
愛(包丁持って 寝ちゃダメ… ねむり姫か? っていうか しらゆき姫 ああ もう わけわかんな感じになってます。 はあ 慣れないことして 疲れたんだろうな…。)
純「あ! おかえりー。」
愛「ただいま。」
純「ちょっと 待って 私 今作ってる途中だったんだから。」
愛「いや でも。」
純「大丈夫 はやく どいて どいて。」
愛「いや でも…。」
愛(こっちは 腹減って 死にそうなんだよなー)
純「痛っ!」
愛「だから もう だから もう。」
純「大丈夫! あっ!」
愛「ああ。 もう 僕やりますから。」
純「大丈夫 たいしたことないし 今一生懸命作ってる途中なんだから。」
愛「もう僕やりますよ。」
純「大丈夫 早くあっち行って 着替えてきて。」
愛(はあ… すぐ畳まないと シワになるんだよなぁ…)
純「ああ やめてよ それも あとでやろうと 思ってたんだから。」
愛「いや でも…。」
純「いいから。 もう 早く 出来るから。 着替えて!」
愛(ダメだ 腹が立つ)
純「お待たせしました。 これね イカスミパエリア」
愛(うそだろ… ある程度 予想は出来たが こんなに まずそうになるとは…)
純「メリークリスマス」
愛「メリークリスマス」
純「はーい 食べないの?」
愛「いただきます。」
純「うん。 おいしい?」
愛「個性的な味ですね。」
純「別に気つかわないで マズイって言えばいいじゃん。」
愛「純さんは 食べないんですか?」
純「いらない。 お腹すいてないし マズそうだし。」
愛(自分は食べないのかよ)
純「そっちは? 就活の方どうだったの?」
愛「全部ダメでした。」
純「うん だよね だと思った ま 気にしなくていいよ。」
愛(言っちゃうの それ)