連続テレビ小説「純と愛」75話「きせきのくりすます」ネタバレ

翌日 那覇 正とマリヤが住んでいるアパート

マリヤ「あああ!!」

純「マリヤさん マリヤさん 大丈夫? ちょっと! マリヤさん ちょっと開けて!」

正「おお 悪いな。」

純「マリヤさん大丈夫?」

正「それが。」

純「産まれる?」

正「なんか 難産みたいで。」

純「えっ? マリヤさん 大丈夫?」

マリヤ「純ちゃん。」

晴海「純。」

純「お母ちゃん。」

マリヤ「お義母さんにも来てほしいって頼んだの。」

純「がんばって。」

チャイムが鳴る

正「俺出るわ。 はい はい。」

純「まさか お父ちゃんじゃないよね?」

晴海「まさか。」

剛「メリークリスマス! おお!」

純「剛! あんた何やってんの?」

晴海「自分を見つめ直す旅に出るって言ってなかった?」

剛「それが たまたま那覇に居てさ 旅に出ようと思ったらお兄から電話がかかってきたんだよ。」

純「ちょっと 剛のことことも呼んだのお兄ちゃん?」

正「いや しょうがないだろ マリヤが知らせろって 言うから。」

マリヤ「ああ!! 背中さすって!」

正「背中! OK OK 大丈夫か?」

マリヤ「ああ!」

晴海「マリヤさん頑張って。」

マリヤ「お腹すいた!」

晴海「純 おにぎり おにぎり。」

正「おにぎり おにぎり。」

純「うん。 ちょっと 待って。」

正「あっちにある。」

純「どいて どいて。 はい はい おにぎり。」

剛「ねえねえねえ 俺はどうすればいいの?」

晴海「もういいから 静かにしてなさい。」

剛「だってさ…」

正「ゆっくりな…。」

剛「ちょっと 待っといて。」

チャイム

純「あ! 私でるから。」

善行「なんや お前 来とったんか?」

純「お父ちゃんこそ 何やってんの?」

善行「そっちこそや!」

マリヤ「ああ!!」

善行「おい!」

純「ちょっと マリヤさん!」

善行「大丈夫か?」

純「ちょっと お母ちゃん。」

晴海「おとうさん どうしたですか? 忙しいから 来られないって?」

善行「いやいや ちょっと 営業の仕事があってな ほんで こっちの方来たもんやからな ちょっと 寄ってみたんや それよりも あの 生まれるんか?」

マリヤ「ああ!!」

正「どうですか どうですか?」

産婆「もうすぐですよ。」

正「もうすぐだって もうすぐ だから がんばろう。」

剛「ちょっと 待って 今日クリスマスじゃん!」

善行「え?」

剛「マリヤさんの子供じゃん! キリストの生まれ変わりだよ!」

善行「いや…」

剛「お兄 お兄。」

正「え?」

剛「名前決めたの 名前?」

正「いや それが…。」

善行「いや。 それやったらな 心配するな! わしがな…」

マリヤ「お義父さん ごめんなさい もう この子の名前決めてます。」

善行「え?」

純「なんて名前?」

マリヤ「勇気。」

純「勇気?」

マリヤ「純ちゃん いつも頑張ってるのみて思って これから この子 生きていくのに一番必要なのcourage!」

勇気

純「早く産まれておいで 勇気 あんたの家族が待ってるよ。」

(赤ん坊の泣き声)

産婆「元気な女の子。」

マリヤ「勇気 紹介するね あなたのお父さん。」

正「ハロー 勇気。」

マリヤ「あなたのね おじぃちゃん。」

善行「わてが善行です。」

マリヤ「あなたのおばぁちゃん。」

晴海「よく うち来たねー バーバーだよ。」

純「見てる 見てる。」

マリヤ「あなたの おばちゃんだよ。」

純「勇気。 純おばちゃんだよ。」

剛「おじちゃんだよ。」

善行「ああ よかった よかった。」

純 善行「うう…。」

剛「ってか 2人とも 泣き方 一緒だよね。」

愛「そうですか。 女の子ですか。」

純「うん うん うん 勇気っていうの。 かわいいでしょう もうね 参ったのよ マリヤさん 難産でさ もうね 私 手ずっと ギューって握られてたから 今 右手しびれてんの フフ。」

愛「よかったですね。」

純「やっぱり 愛君も来たら よかったのに。」

愛「そうですね。」

産婆「じゃあ 写しますよ。」

一同「はい!」

産婆「チーズ。」

善行「はい 笑えー。」

剛「すごい よく撮れてる。」

純「お母ちゃん また泣いてんの?」

晴海「だってさ 家族みんなで 笑ったのなんて 本当に 久しぶりだから。」

善行「お前は…。」

晴海「ねえ 正 マリヤさんと勇気と3人で 大阪に来ないね? ウチのマンション おとうさんと2人じゃ 広くて 部屋が余ってるからさ 剛もウチに来て 大阪の予備校に通いなさい ねえ?」

正 剛「ああ…」

正「ごめん でも こっちで一応仕事決まったし ビジネスホテルだけど。」

剛「俺も お母ちゃんと一緒にはいたいけど 書道の修行しなくちゃいけないし 世界の旅に出たいからさ。」

晴海「そんなこと言わないで おとうさんからも 頼んでくださいよ。」

善行「なにを言うてんねんな お前 こいつらが勝手に出て行ったやないかいな。」

純「お父ちゃん。 本当にそう思ってる?」

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