連続テレビ小説「純と愛」77話「きせきのくりすます」ネタバレ

(それでも誰かを愛したい)

愛(僕は 僕には 純さんが必要です)

里や

純「私はこれから どうやって 生きていけばいいのか全然わかんないんですよ。 なんのために なんのために生きていけばいいのか 全然わからなくなっちゃって。」

サト「なるほど よくしゃべったね。 夜になっちゃったよ。」

純「え?」

サト「今時 めずらしく いい話だった ドラマチックだねぇ あんた。」

純「なんか 面白がってませんか?」

サト「同情してほしい? でもさ あんたより不幸な人間なんか この辺には ゴロゴロいるからさ 大丈夫 大丈夫 あんたは 連ドラの最終回まで しぶとく生き残る顔してるからさ。」

純「じゃあ あの 私 これからどうしたら いいんですか?」

サト「あんたさ ひらがなの 『あ』から『ん』の中で 何が1番好き?」

純「話しが全然読めないんですけど?」

サト「いいから 考えてよ ひらがなの1文字の中で 何が1番好き?」

純「えー ちょっと待ってください。 えーとね えーと あいうえお あいうえお いー いつも いつも いや ちがう いしのい あかさたな た た! ない き き き!… えっと なんですか? ちょっと 教えてくださいよ!」

サト「私は『と』だな。」

純「『と』?」

サト『と』って字があるから大事な人と結びつくことが出来るんだよ 私たち。 ネロとパトラッシュ 安寿と厨子王丸 ロミオとジュリエット ヘドバとダビデ」

純「最後の人たちだけ わかんないです。」

サト「ああ あんたはどうなの? 純となんとかって人はいるの?」

純「…」

サト「その人失ったら 本当に終わりだよ。 世界中で その人を幸せに出来るのは あんただけだし 不幸にするのも あんただけなんだから じゃあ 私は紅白歌合戦見るから。」

純「あれ? 今日もしかして? 大晦日ですか?」

サト「そうか あんた 4~5日寝てたから 飛んでるんだ 時間が。」

純「ええ! ウソ!」

サト「ドラマチックだねぇ。」

純「もう 駅どっち?」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク