里や
食堂
純「ありがとうございました。」
サト「ありがとうございました。」
純「セニョールさん お願いします。 ファイト!」
サト「しかし よく降るね。」
純「本当ですね。」
サト「こういう時は ドラマだと 起こるんだよね 不吉なことが。」
純「ちょっと やめてくださいよ。」
扉がひらく
純「いらっしゃいませ。」
満田「部屋ありますか?」
純「あ 大丈夫ですよ。」
客室
純「すみません お待たせしました。 じゃ こちらになりますね。 あの 奥がお手洗いになっています。 で こちらになります。 ストーブ中に入れておきますね。」
満田「あなた もしかして 24時間コンシェルジュとかやってる人じゃないですか? ネットで見ましたよ。」
純「あ そうです。 もしかして それ見て来てくれたんですか? ありがとうございます。 24時間コンシェルジュやってます 待田純です。 あの なんか困ったことがあったら この携帯に いつでも電話して下さい。」
満田「あ そうだ。」
純「え?」
満田「あの時 チラっと映ってた もう1人の女の人は?」
純「ああ。 今 ちょうど買い物に出かけています。」
満田「そう。」
純「はい。」
食堂
蘭「おしっこ いっといで。」
純「あ! セクシーさん さっきチェックインした男のお客さんが 会いたがっていましたよ。」
蘭「え?」
純「呼んできましょうか?」
蘭「やめて! どんな男だった そいつ?」
純「背が高くて。」
満田「あゆみ 元気だったか?」
蘭「なんで ここ…。」
満田「亭主に久しぶりにあったのに そんな怖い顔すんなよ。」
蘭「近づかないで! 来ないで!」
満田「一緒に帰ろう! 心入れ替えて もうバカなマネしないからさ 俺。」
蘭「あんたなんかと暮らす気は 金輪際ないから。」
満田「そんなこと言うなよ! 史郎のためにも 親子3人でやり直そう。」
蘭「史郎! こっちおいで! なにするの!? 史郎! 待って! 史郎!」