連続テレビ小説「カーネーション」第111回「あなたを守りたい」【第20週】

北村「もう ほんま よろしゅう 言うといてくれ!」

直子「ちょちょ 待ってえな おっちゃん! 何や 何や?」

北村「わいは 優子の式なんか 出れる立場ちゃうねんて!」

直子「え~! 姉ちゃん 姉ちゃん!」

北村「呼んだらあかん お前!」

直子「北村のおっちゃんや! おっちゃんが 何か よう分からん事 言うてる!」

優子「おっちゃん!」

北村「おう!」

直子「何か 今日の式 出えへんとか 言うてんや!」

優子「何言うてんや! おっちゃんが 式に出てくれへんかったら うちは嫌や!」

北村「わいは… お前に迷惑かけたないのや!」

優子「何の迷惑かけんねん? そんな寂しい事 言わんといてよ!」

北村「わいかて出たいよ それは!」

優子「おっちゃんに出てほしいねん! 出てほしいねん! おっちゃん!」

北村「殺生な事 言うなよ お前!」

優子「ほんとに出てや!」

北村「わいなんか ほっとけ お前!」

優子「絶対 出てほしいのや おっちゃんには!」

直子「何で泣くねん?」

(泣き声)

北村「お前の幸せだけ 考えとけよ!」

<そんな茶番が 今日も また繰り返されて>

玉枝 八重子「おめでとうございます!」

優子「おおきに!」

昌子「おはようございます。」

千代「よろしゅうお願い致します。」

八重子「おめでとうございます。」

昌子「こっちが お色直しので これが髪飾りですわ。」

八重子「まあ~!」

玉枝「八重子に任せて下さい。」

糸子「お待たせ~! ほな行こか。」

一同「ほな 行こ 行こ!」

糸子「皆さん 行きましょう。」

優子「おっちゃん!」

北村「なあ…。 わい ほんまに行って ええんけ?」

糸子「うちに聞くな ボケ。」

直子「行こ おっちゃん!」

聡子「行こ 行こ!」

北村「もう そこまで 言うんやったらのう。」

糸子「あ~あ 茶番 茶番。」

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