連続テレビ小説「カーネーション」第33回「乙女の真心」【第6週】

作業場

糸子「お疲れさんです。」

<大将が ああなせいか 働いてる人らも 何や みんな 感じ悪うて…『新入りの しかも 女の職人となんぞ まともに 口きいて たまるか!』ちゅうふうでした けど 一人だけ…>

糸子「お疲れさんです。」

勝「おおきに。」

<やたらと 愛想のええ人が いてました 名前 何やったかな? この人 確か… む… 村田?>

職人「おい 川本!」

勝「はい。」

<あっ 川本や>

小原家

玄関前

物売り「おかず~ おかず~!」

居間

糸子「ただいま!」

ハル 玉枝「お帰り!」

糸子「おばちゃんやん。 いらっしゃい。」

玉枝「あ~ お邪魔してます。」

糸子「あ~ くたびれた~。」

玉枝「ご苦労やな。 なあ。」

糸子「あ~ アハハッ!」

ハル「あらら! ハハッ。」

糸子「あっ お父ちゃんは?」

ハル「飲みに出た。」

糸子「また? このごろ しょっちゅうやな。 体 大丈夫なんか? 大して 酒も強ないのに…。」

ハル「体なんぞより 金や! 心配なんは。」

糸子「うん。 そやな。」

玉枝「あ… ところでなあ 糸ちゃん。」

糸子「うん?」

玉枝「最近 勘助から 何か聞いてるけ?」

糸子「勘助から?」

玉枝「うん。」

糸子「何を?」

玉枝「いや まあ そやから『このごろ どないしてる?』とか。」

糸子「ううん。 そうゆうたら 最近 顔 見てへんな。」

玉枝「はあ… そうけ。」

糸子「うん。」

玉枝「どうもなあ… 変なとこでも 通てんちゃうかと思うねん。」

糸子「変なとこて?」

玉枝「うん それが分からへんやけどな。 何せ よう 出ていって 夜 遅うまで 帰ってけえへん。 で 一番おかしんはな 家に 賃金 入れよらへんやし。」

糸子「えっ?」

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