リビング
糸子「あのな。」
女中「はい。」
糸子「うち 今から ちょっと部屋で 休むよって。」
女中「はあ。」
糸子「起こさんといてな 多分 夜まで ずっと寝るさかい。 おばあちゃんら 帰ってきても そない言うといてな。」
女中「分かりました。」
糸子「ほな。」
玄関
<ちょっと 店 見てくるだけや。 堪忍な>
電車
(電車の走行音)
<あれ?>
道中
(鼻歌)
木之元「え? 糸ちゃん。 エヘヘヘ! どないしたんや? 神戸 行ったんちゃうんけ?」
糸子「おっちゃん。」
木之元「あ… あれ? どないしたん? ん?」
岸和田商店街
木之元「どいて! どいてや! 陣痛や~!」
<ほんまに うちは 何回 おんなし事 やってんや>