連続テレビ小説「カーネーション」第74回「生きる」【第13週】

小原家

玄関前

<梅雨が明けたら 夏が来て あっついお日さんの下を 毎日 アメリカの飛行機が 飛んでいきます>

(警戒警報)

山中町

<警報は このごろ 朝から ひっきりなしで なけなしの食べ物を あっちへ運び こっちへ運び>

千代「おおきにな。」

糸子「あ~。」

千代「あ~ 糸子! 大丈夫か?」

<食べてへんし 寝てへんし>

糸子「大丈夫や。」

(せみの鳴き声)

小原家

居間

<何やもう モノが考えられへん ようになってました>

(せみの鳴き声)

糸子「結局 蛍て 見れたんやろか…。」

『ごめんください。』

糸子「はい。」

「小原 勝さんのお宅でしょうか。」

糸子「はい。」

(せみの鳴き声)

玄関

「公報が届いてます。」

(せみの鳴き声)

「ご愁傷さまです。」

糸子「ご苦労さんです…。」

(せみの鳴き声)

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