連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第105話「2001-2003」【第22週】

ジョージ「Really?」

アニー「Yeah.」

ジョージ「Kanji is too complicated.(漢字は難しすぎるよ)」

アニー「“Otsuki” is simple.(『大月』は簡単よ)

ジョージ「For you, mayde.(伯母さんにはね)Good night. 」

アニー「Good night. 」

ジョージ「See you tomorrow.」

アニー「Have a good night.」

ジョージ「Bye.」

アニー「Bye.」

回想

アニー「May I have your first name?」

ひなた「Of course. It’s Hinata.」

回想終了

大月家

回転焼き屋・大月

♬~(ラジオ)

るい「♬『素肌に片袖 通しただけで 色とりどりに 脱ぎ散らかした 床にひろがる』」

森岡「奥さん ええ声やなあ。

るい「♬『絹の』」

森岡「歌手になれるんと違うか?」

(笑い声)

るい「いや~。」

ラジオ♬『着ていく服が まだ決まらない いらだたしさに 唇かんで 私はほんのり 涙ぐむ』

ジャズバー

(ドアの開閉音)

五十嵐「乾杯。」

ひなた「乾杯。」

五十嵐「じゃあ ひなたのお父さん ジャズピアニストになったんだ。」

ひなた「うん。 フフッ 私も びっくりしたわ。」

五十嵐「本当によかった。」

ひなた「けど 文ちゃん 何で知ってんの? いつ お父ちゃんから トミーさんのCDもろたん?」

五十嵐「ひなたと別れてすぐ。」

ひなた「えっ?」

五十嵐「わざわざ条映に来て 俺を捜してくれて。」

ひなた「えっ…。」

回想

錠一郎「Life can be sweet. On the sunny side of the Street ひなたの道を歩けば きっと人生は輝くよ。」

回想終了

五十嵐「俺は 本当に幸運だったんだと思う。 京都に来て ひなたと出会えて。 ひなたがいなかったら 今の俺はなかった。 ひなた。 ありがとう。 久しぶりに ひなたと会って ひなたと話して… やっと決心がついた。」

ひなた「うん?」

五十嵐「ひなた。 俺…。 結婚するよ。」

ひなた「えっ? だ… 誰と…?」

五十嵐「デイジーと。」

ひなた「デイジー?」

五十嵐「『サムライ・ベースボール』コスチューム担当の子。」

ひなた「あ… はあ~。」

五十嵐「俺は まだまだ駆け出しで 英語だって片言だし…。 本当に この先 アメリカで やっていけるのかって思ってたけど もう迷わない。 堂々とプロポーズするよ。」

ひなた「そ… そう。」

五十嵐「ひなたは?」

ひなた「ほえっ?」

五十嵐「誰か いい人いないの?」

ひなた「私は 今は仕事が楽しい。」

五十嵐「かっこいいよ。 ひなた。」

ひなた「かっこいい?」

五十嵐「うん。 ちゃんと 『ひなたの道』を見つけて まっすぐ歩いてる ひなたは すごくクールだよ。」

ひなた「フフッ… ありがとう。 よかった。 また文ちゃんと会えて。」

五十嵐「うん。」

ひなた「もう帰り。」

五十嵐「えっ?」

ひなた「デイジーが待ってるんやろ。」

五十嵐「まだ仕事してるよ。」

ひなた「帰ったげ。」

五十嵐「でも…。」

ひなた「こないなクールな元カノと 飲んでるて聞いたら泣くで。 フフッ。」

五十嵐「じゃあ。」

ひなた「うん。 あっ 文ちゃん。 Congratulations.(おめでとう)」

五十嵐「Thank you.」

(ドアが閉まる音)

ひなた「That’s life.(これが人生)」

大月家

回転焼き屋・大月

ひなた「行ってきます。」

るい「行ってらっしゃい。」

(飛行機の飛行音)

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