連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第66話「1965-1976」【第14週】

「いや すばらしい!」

(拍手)

「よっ! モモケン 日本一! かっこよくて クラクラしたんちゃいますか? ええ? 本物ですよ。」

ひなた「最高!」

「さあ それでは 桃山剣之介サイン会 始めちゃいますよ!」

(拍手と歓声)

剣之介「ありがとうございます。」

ひなた「楽しみやけど緊張する。」

一恵「ひなちゃん しっかり。」

小夜子「頑張って。」

ひなた「うん。 うんうん。」

「はい 次の方 どうぞ。 お待たせしました。」

ひなた「あ… はい!」

一恵「ひなちゃん 頑張って。」

(鼓動)

ひなた「あ… あの これ うちのお店の回転焼きです! どうぞ!」

剣之介「ありがとう。 頂きますよ。」

ひなた「はあ~! お願いします!」

剣之介「お名前は?」

ひなた「大月ひなたです。」

剣之介「うん。 はい。」

ひなた「あっ ありがとうございます! あの… 私… 侍になりたいです!」

剣之介「えっ? あ… 志を失わなければ きっとなれますよ。」

ひなた「はい!」

ひなた「わあ~。 ああ… かっこよかったなあ。」

小夜子「うん。 それに優しかったね。」

一恵「ホンマ。 私もファンになってしもた。」

ひなた「ホンマ!?」

一恵「うん。」

ひなた「緊張し過ぎて おなかすいた。 なあ?」

(物が落ちる音)

ひなた「落ちましたよ。 落ちましたよ。」

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