連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第67話「1965-1976」【第14週】

あらすじ

映画村から帰ったひなた(新津ちせ)は、クラスメイトの小夜子ちゃんのように英語が話せるようになりたいと思うようになります。ただ、回転焼きの売り上げが落ち込んでいる今、大月家には英語教室に通うようなお金はありません。しかし、錠一郎(オダギリジョー)に相談したところ、「お父ちゃんに任せろ」と頼りがいのある台詞(せりふ)が。と、錠一郎がポケットから取り出した札束を見たひなたは喜ぶのですが…。

67話ネタバレ

太秦映画村

ひなた「落ちましたよ。」

「Oh! Thank you!(ああ! ありがとう!)Thank you so much.(ありがとう)Do you know where I can take a photo with a ninja?(ニンジャと写真が撮れるのはどこか知ってる?)」

ひなた「あ…。」

「I want a photo with a ninja.(ニンジャと写真を撮りたいんだ)」

小夜子「Behind that building.(あの建物の向こうです)」

「Which one?(どの建物?)」

小夜子「That one. Can you see the red flag?(あれよ 赤い旗が見える?)」

「Oh! Right. Thanks a lot.(わかった どうもありがとう)」

小夜子「You are welcome. Bye.(どういたしまして じゃあね)」

「Thanks. See you.(ありがとう それじゃ)」

広場

ひなた「あんこは好きですか?」

「あ… あんこ?」

ひなた「うちの回転焼きを食べに来ませんか?」

「もちろん!」

ひなた「あ~! 行きましょう!」

ひなた「って英語で何て言うんやろ…。」

錠一郎「ひなた。」

ひなた「お父ちゃん。」

錠一郎「どうしたんや?」

ひなた「えっ?」

錠一郎「サイン会から帰ってきてから 何や おかしいで。 お父ちゃんでよかったら 話聞くで。」

ひなた「お父ちゃん。 私な…。」

錠一郎「うん。」

ひなた「英語教室に通いたいねん。」

錠一郎「英語教室?」

ひなた「小夜ちゃんが通っててな 英語ペラッペラなん。」

錠一郎「へえ~。 すごいな。」

ひなた「そやけど 月謝聞いたら ものすごう高うてな。 あかんやんな。 赤ちゃん生まれてくんのに…。」

錠一郎「そんなことか。」

ひなた「えっ?」

錠一郎「お父ちゃんに任せとき。」

ひなた「え~?」

荒物屋・あかにし

ひなた「お父ちゃん どこ行くん? お父ちゃん。 お父ちゃん。 そんなお金 どっから…! 福引き券? しかも 補助券やんか。」

錠一郎「よう見てみい。 1等の賞品 何や。」

ひなた「熱海(ねっかい)旅行。」

錠一郎「熱海(あたみ)旅行や。」

ひなた「あ~ 惜しい!」

錠一郎「ええか ひなた。 あの1等 熱海旅行を当てて お金に換えれば 英語教室ぐらい通えるはずや。」

ひなた「お父ちゃん 天才や!

錠一郎「皆まで言うな。 いざ出陣や。」

ひなた「いざ! 頼もう~! おっちゃん!」

森岡「うわ~! びっくりした。 ひなたちゃん。 えらい元気やなあ。」

ひなた「ヘヘヘヘッ。」

錠一郎「これで お願いします。」

森岡「あっ はいはい。」

錠一郎「1等は赤玉や。」

ひなた「出るように念じといて。」

錠一郎「分かった。」

ひなた「よし。」

森岡「足らへんな。」

錠一郎「えっ。」

森岡「補助券 9枚しかないで。 1枚足らへん。」

錠一郎「いやいやいや… そんな…。」

ひなた「おっちゃん。 1枚くらいええやんか。」

錠一郎「ひなた。」

森岡「いや~ そない言われてもなあ…。」

ひなた「後生や! お願いします!」

吉右衛門「お断りします。」

ひなた「出た。」

吉右衛門「1円足らんでも 物は買えしまへん。 福引きの補助券も またしかり。 この赤螺吉右衛門 あかね通り商店街会長として 断固として 不正は認めまへん。 福引き 引きたかったら 補助券10枚 耳をそろえて お持ちいただこ。」

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