連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第71話「1976-1983」【第15週】

回想

るい「いっちゃんは 卒業したら そのまま お茶の道に進むん?」

一恵「ううん。 短大受ける。」

<侍のように りんとして 弱音を吐かず こうと決めたことは 命懸けで やり遂げる。 そんな生き方に ひなたは憧れていました>

吉之丞「親父が 今からやっとけって うるさいんや。」

ひなた「今からて?」

吉之丞「どうせ 店継ぐんやからて。」

<ただ ひなたは まだ 見つけることができずにいました。 命懸けで やり遂げたいと思える 夢も 目標も…>

ひなた「え… 小夜ちゃんも進学するん?」

小夜子「えっ うん。」

ひなた「四大?」

小夜子「うん。」

回想終了

大月家

回転焼き屋・大月

ひなた♬『遊び疲れた映画村の帰り これで青春も終わりかなとつぶやいて あなたの肩をながめながら やせたなと思ったら泣けてきた』 うっ うっ うっ うっ…。」

るい「ひなた。 あんた 回転焼き抱えて どこ行ってたん?」

ひなた「さあ…。 私は どこへ向かってんのやろ。」

るい「何言うてんの。 ちょっと代わって。」

ひなた「えっ。」

るい「お豆腐 切らしてんの忘れてたんや。」

ひなた「えっ?」

るい「もう焼いた分 売り切ったらいいから。 お願い。」

ひなた「もう~ こっちは それどころやないのに。」

ひなた「♬『京都で生まれた女やさかい 京都の街よう捨てん』 おいでやす。 何個しましょ?」

「おばさんは?」

ひなた「えっ?」

「いつものおばさん いないの?」

ひなた「あっ すいません。 今ちょっと。」

「娘?」

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