連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第94話「1992-1993」【第20週】

荒物・あかにし

錠一郎「お~。」

「お~。」

(ベル)

算太「3等。 大当たりじゃ。」

錠一郎「これ どうぞ。」

「ずっと欲しかったやつや!」

ひなた「大伯父さん。」

算太「おう ひなたちゃん。」

ひなた「何か ごめんな。 商店街の手伝いまでさせてしもて。」

算太「一宿一飯の恩義じゃ。」

ひなた「何言うてんの。 親戚やろ。 あっ これ。 お母ちゃんが引いといでって。」

錠一郎「ああ ああ。」

ひなた「あ… 大伯父さん。 引いてくれへん?」

算太「何や… ひなたちゃんが引きゃあええじゃろ。」

ひなた「いや お父ちゃんも私も ハズレしか引いたことないん。」

算太「ほんなら…。 よいしょ。」

錠一郎「あっ 当たり!」

ひなた「えっ!」

錠一郎「えっと4等賞。」

ひなた「えっ えっ 何? 4等って何?」

錠一郎「えっと…。」

算太「ああ これじゃ これ…。」

ひなた「いや…。」

錠一郎「これ?」

ひなた「子供やあらへんし。」

吉右衛門「今年は おもちゃの賞品が多いんや。 おもちゃ屋さんが 店じまいしたさかいな。」

ひなた「さすがケチエモン。 よその店じまいにつけ込んで…。」

吉右衛門「人聞きの悪いことを言うんやない。」

錠一郎「あっ 町内会長さん。 こちら るいの伯父さんです。」

吉右衛門「奥さんの。」

錠一郎「はい。」

吉右衛門「あっ それは それは。 初めまして。 町内会長の…。」

回想

算太「うわっ!」

吉兵衛「おめえか! わしのラジオ盗んだん!」

回想終了

安子「お兄ちゃん。 お兄ちゃん。 お兄ちゃん。」

算太「お~ 安子じゃ。」

安子「お兄ちゃん。 ダンサーになれた? 踊って!」

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