車
藤浦「お疲れさま。」
ミワ「今日は ありがとうございました。」
藤浦「私も助かった。 ロケって何かと大変だから。」
ミワ「いえいえ こちらこそ 貴重な体験させて頂き 本当にありがとうございました。」
藤浦「お疲れさまです。」
八海「お待たせしました。 どうでしたか?」
ミワ「はい いろいろと勉強になりました。」
八海「それは よかったです。」
ミワ「では 失礼します。」
八海「え? 乗らないんですか?」
ミワ「え…。」
八海「どうぞ。」
ミワ「いや…。」
藤浦「この時間 バスもないし どうぞ。」
ミワ「え… いや えっ…。」
藤浦「あんた 前。」
ミワ「え… あっ はい ですよね! すいません…。」
藤浦「私 プロデューサーに挨拶してくるので 少々お待ち下さい。」
八海「はい。」
<こんな狭い空間に 八海サマと…!>
<これは さすがに緊張して鼻血が出る!>
八海「ミワさん。」
ミワ「は… はい!」
八海「これを。」
ミワ「えっ!? は… ハート!?」
八海「越乃さんから あなたにと。」
<な… 何だ…>
ミワ「ありがとうございます。」
八海「あなたに随分 興味を持ったみたいでした。」
ミワ「えっ 何で…。」
八海「さあ… 分かりません。」
<私は その後 何が起きたか覚えていない>
<すっかり眠っていたからだ>
病院
『1133番でお待ちの方 2番窓口までお越し下さい』。
受付「退院のお手続きですね。」
さくら「はい。」