連続テレビ小説「なつぞら」第105話「なつよ、どうするプロポーズ」【第18週】

東洋動画スタジオ

作画課

坂場「違うんだ… 違うんです。 キアラのキャラクターは こうじゃないんです! 神の怒りと人間の愛に引き裂かれて いくような登場人物なんです。 何度言ったら分かるんですか? こういう説明的で 分かりやすいキャラクターじゃないんです!」

なつ「あなたが どうしたいのかを考えて あなたの頭の中に向かって絵を描くのは これ以上 無理です。」

坂場「僕は もっと アニメーターの中から湧き出てくる そういう絵を使って 映画を作りたいんです。 テレビとは違うものを。」

下山「それは無理だよ イッキュウさん。 テレビと同じようにね 時間にだって制限はあるんだから。」

なつ「映画を作らなければ 元も子もありません。 あなた一人が 作ってるわけじゃないので…。」

坂場「そんなことは分かってます! だから待ってるんです! 私は 絵描きじゃない。 だから 理想のキアラを 描くことはできない。 でも 妥協はしたくない! 私は 私を超えたいと思っています。 どうか… 皆さんも 皆さんを超えて下さい。 そういう絵を出して下さい。 早く あなたのキアラを見せて下さい。」

廊下

仲「なっちゃん。」

なつ「あっ 仲さん お疲れさまでした。」

仲「なっちゃんに 頼みがあるんだけど。」

なつ「頼み? えっ?」

<なつよ それは きっと 仲さんの魂だ。>

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