連続テレビ小説「なつぞら」第138話「なつよ、天陽くんにさよならを」【第23週】

風車プロダクション

(ノック)

なつ「遅くなりました。」

優「ママ お帰りなさい!」

なつ「優 ただいま。」

光子「お疲れさま。」

咲太郎「お疲れ。」

なつ「あれ 今日は2人だけ? お待たせしちゃって ごめんなさい。」

咲太郎「優と ゆっくり遊べて楽しかったな。」

優「うん。」

光子「なっちゃんは大丈夫? 大変だったでしょう?」

なつ「いいえ…。 お兄ちゃん 光子さん 私 来年になると思うけど また イッキュウさんと一緒に 作品を作ることにしたから。」

咲太郎「えっ…。」

光子「イッキュウさんと?」

優「パパと作るの?」

なつ「うん そうだよ。 また 新しいことに挑戦することにした。」

咲太郎「北海道で そう決めたのか?」

なつ「うん… 優と そう決めたの。」

優「あれ作るの?」

なつ「そうだよ。」

優「やった~!」

なつ「ハハハ…。」

咲太郎「よく分かんないけど お前も よかったみたいだな 北海道。」

なつ「うん。」

光子「それなら その作品に うちの声優を使ってちょうだいね。」

咲太郎「お~ それは頼むぞ!」

なつ「分かった… 頑張る。」

道中

なつ「優… ママは ずっと お仕事するからね。 優には これからも 寂しい思いを させちゃうかもしれないけど これからも 絵を動かしていくからね。」

優「うん いいよ。 ママ 大好き。」

なつ「ママも 優ちゃん大好き。」

優「でも 番長は嫌い。」

なつ「えっ? 番長も いいやつだよ。 行こう。」

<なつは 年が明けた 昭和49年の3月まで 東洋動画で働きました。 ああ なつよ そしてまた 新たなキャンバスに向かえよ。 来週に続けよ。>

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