♬『まぶしい大地に 広がる空』
桃代「上 下 上 下。 はい 回る!」
♬『風は優しさ 運んでくれる 森は心を 育ててくれる 昨日の』
神地「あれ?」
♬『涙と』
神地「わっ!」
♬『昨日の笑顔は きっと友達 ラララ ラララ』
(拍手と歓声)
♬『ラララ ラララ』
(拍手と歓声)
咲太郎「なつ お疲れさま。」
なつ「ああ お兄ちゃん ありがとう。」
光子「なっちゃん おめでとう。」
なつ「光子さん お世話になりました。」
光子「この作品は 歴史に残ると思うわよ。 テレビ漫画として 一つの道を作ったと 未来でも そんなふうに 味わえる作品になると思うわ きっと。」
なつ「はい…。 声を吹き込んでくれた皆さんも 大活躍ですね。」
咲太郎「俺は 今に 声だけでスターになれる時代が 来ると思ってるんだ。」
なつ「お兄ちゃんも 本当にいい世界を 開拓してるんだね。」
坂場家
リビング
優「おばあちゃん 明日帰っちゃうの?」
富士子「うん。 あのひげのおじいちゃんが 寂しがってるからね。」
なつ「もうすぐ夏休みだから そしたら会いに行こう。 優。」
優「うん!」
富士子「待ってるからね。」
なつ「母さん 本当にありがとうね。」
富士子「なつ… よく頑張ったね。 あんたが ちゃんと母親だったから 安心して帰れるわ。 これからも 自信持ちなさいね なつ。」
なつ「母さん… ありがとう。」
坂場「本当に ありがとうございました。」