あらすじ
なつ(広瀬すず)が帰省中の柴田家に、北海道大学に通う夕見子(福地桃子)が帰ってきた。さらにはっきりとした物言いになっている夕見子に、富士子(松嶋菜々子)をはじめ、泰樹(草刈正雄)までもが振り回され、柴田家に賑(にぎ)やかな日常が戻ってくる。夜、なつと夕見子が久しぶりに枕を並べていると、夕見子はなつの童話集を見て、思いも寄らない感想を口にする。なつはそれを聞いて、あることを思いつき…。
85話ネタバレ
東洋動画スタジオ
なつ「短編映画ですか?」
仲「なっちゃんに 思い切って 原画をやらせたいと思ってるんだ。 3人で話し合って 何か企画を考えてよ。」
3人「はい。」
<なつが初めて原画を任された そのころ 行方の知れなかった妹 千遥が 柴田家に現れました。>
おでん屋・風車
なつ「今すぐ行くから…。 どうしても 千遥に会いたい…。」
<しかし 千遥は なつと咲太郎を待たずに 去っていきました。 2人に宛てた手紙を残して…。>
柴田家
なつ「上手だね 千遥…。」
<その夜のことです。>
居間
夕見子「ただいま。」
なつ「夕見!」
剛男「おお!」
夕見子「何さ この家は。 女は働いて飯を作り 男は座って飯を待つ。 相変わらず 遅れてますもね。」
なつ「夕見子 お帰り!」
夕見子「ただいま。」
<北海道大学に通う夕見子ちゃんが 帰ってきました。 なつとは 実に3年ぶりの再会でした。>
なつ「夕見。」
夕見子「うん?」
なつ「私のお兄ちゃん。」
咲太郎「あ… 咲太郎です。」
夕見子「お~! あの泥棒の咲太郎かい!」
咲太郎「えっ?」
照男「夕見子 失礼だべ!」
なつ「無実だったからね あれは。」
富士子「ちょっと 夕見子。」
夕見子「うん? 」
富士子「あんた 何で来たの?」
夕見子「何でって 母さんが電話してきたからしょ。」
富士子「そうでなくて 帯広から どうやって来たの?」
夕見子「ああ…。」
剛男「そうだ 連絡よこせば 迎えに行ったのに。」
夕見子「大丈夫 車で来たから。」