連続テレビ小説「なつぞら」 スピンオフ 秋の大収穫祭とよさんの東京物語①

雪月

妙子「ありがとうございました。 また お越し下さい。」

夕見子「この新作の幸福サンシャインば~むを そちらでも全面的に…。」

「あの~ お茶のお代わり頂けますか?」

「雪月さんのお菓子は 人気ありますからね。 幸福サンシャインば~む…。」

夕見子「このオレンジは 列車の色を 忠実に再現しているんです。 あっ どうぞ 召し上がって下さい。 お土産は これを薄くスライスして 更にたべやすくしてるんですよ。 そちらで 是非。」

妙子<そして とうとう次の日。>

夕見子「いらっしゃいませ。」

根岸「えっと… ミルクまんじゅう 4つもらえるかい?」

夕見子「今 品切れで…。 こちらの幸福サンシャインば~むは いかがですか?」

根岸「うちの人は 洋菓子苦手だから 今日は いいわ。」

夕見子「あ… すみません。 ありがとうございました。」

妙子「根岸さん どうしたの?」

夕見子「在庫がなかったので 新商品 おすすめしたんですけど…。」

妙子「どうして そんな勝手なことしたの? すぐに作ってさしあげれば よかったでしょう。」

夕見子「いや 新商品を売ることを 第一に考えたんです。」

妙子「第一に考えるの お客さんでしょ。」

夕見子「任せるって言ったの お義母さんでないですか!」

妙子「お客様を 何だと思ってんの!」

雪次郎「どうした? おふくろ。」

妙子「あ… 雪次郎 どうして ミルクまんじゅうの在庫切らしてんのよ?」

雪次郎「いや 今 次の商品 考えてて…。」

妙子「え~…。」

雪之助「まあ まあ まあ…。」

妙子「あんたも 黙って もう何も言ってくんない! 雪月 どうしたいのよ! もう… やっぱり 私じゃダメなのよ。」

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