名護東小学校
児童「雨 雨…。」
児童「雨!」
回想
石川「手紙 ありがとう。 熱心に読んでくれたみたいで うれしいさ。 この店 最近出来たばかりだから また 一緒に来よう。」
回想終了
児童「キャ~!」
石川「うわあっ…。 うっ… やられた…。」
児童「バイバ~イ。」
石川「アハハハ…。 さよなら。 転ぶな!」
石川「どうしたわけ?」
良子「この前 借りた本 お返ししようと思って。」
石川「あっ あのさ 俺 今日はちょっと…。」
良子「手紙 ありがとうございました。 できれば 次から 学校に送ってもらってもいいですか? 実家だと いろいろ…。」
里美「博夫!」
石川「今日は 里美が 授業の進め方のことで相談があるって。」
里美「アイ 良子 どうしたの?」
良子「石川さんに本を返しに。」
里美「はるばるバスに乗って?」
良子「早く返した方が いいかなと思って。」
里美「博夫 相談 後にして 一緒に 映画見に行かない?」
石川「映画?」
里美「とてもロマンチックな 恋愛映画やってるって。」
石川「いや だけど…。」
里美「一緒に行く?」
良子「あっ いえ 私は ちょっと用事が。」
里美「いや~ 残念。」
良子「失礼します。」
石川「あっ 良子…。」
里美「またね~!」
山原高等学校
調理実習室
暢子「じゃ~ん!」
「うわ~!」
「おお~!」
暢子は 料理部の助っ人として ヤング大会に出す料理の試作を 始めました。
早苗「頂きます。」
部員たち「頂きます。」
珠子「あ~! マーサン! すごくおいしい! カツオの風味が広がる!」
部員「三枚肉の味のしみ方! 麺も手打ちなのに そろってる! さすが 暢子先輩!」
暢子「しんけん? うれしい!」
早苗「決まり! 今年のヤング大会は 暢子のやんばるそばで勝負!」
部員「勝ったも同じ!」
珠子「南高には 負ける気がしないさ。」
暢子「じゃあ ヤング大会用に 豚肉の出汁も濃いめにして 麺も工夫して みんなで力を合わせて もっともっと おいしくしよう!」
早苗「うん!」
(拍手)
ヤング大会まで あと1週間。