西山原のバス停
(クラクション)
善一「青柳先生 お迎えに上がりました 前田善一です。」
史彦「よろしくお願いします。」
暢子「あれがヤマトンチュ?」
良子「初めて見たさ。」
歌子「うちも。」
善一「3か月間 よろしくね 和彦君。」
賢秀「お~い! ヤマトンチュ! こっち向け~!」
賢秀「逃げれ!」
時は 1964年9月。 まだ沖縄はアメリカの統治下で 車は右側通行 お金はドルが使われています。」
東京では このころ カラーテレビ クーラー 自動車が 一般家庭にも普及し始めていましたが この集落には まだ電気が通ったばかり。
山原小中学校
校庭
小学校は 中学校と一緒になっていて 全校生徒は100人余り。
賢秀「ヤマトンチュ見たよ!」
「まさか?」
「しんけん?」
「ヤマトンチュ どんな人?」
賢秀「靴下はいてる。」
「まさか!」