山原小中学校
良子「お願いします。」
校長「はい。 じゃあ これ 300ドル。」
良子「ありがとうございます。」
校長「本当に 大丈夫?」
良子「はい。」
校長「そこまでして 妹さんを東京に?」
良子「はい。」
校長「いいネーネーだね。 妹さんは 足向けて寝れないな。」
良子「逆です。」
校長「逆?」
良子「最高の妹なんです。 いつもは つまらないことで ケンカばっかりしてますけど。」
校長「フフッ…。」
比嘉家
居間
良子「ただいま。」
歌子「お帰り。」
暢子「お帰り。」
良子「歌子 体調は?」
歌子「うん だいぶいい。」
寝室
良子「よし…。『暢子 このお金で 東京に行ってきなさい。』待って… おじさんたちが先?(せきばらい)『おじさん 借金の一部を返済します。 これで 暢子が どこで働いても 文句を言われる筋合い ありません。』」
良子「ケンカ売ってる? また怒られるかな?『暢子 これで 東京行ってきなさい。』うん いい感じ。」
暢子「何してるの?」
歌子「今日は何?」
暢子「フーチャンプルー。 ネーネー ごはん!」
良子「待って 今行く!」