名護中央公民館
♬~(三線)
(拍手)
長峰「次 比嘉歌子さん。」
歌子「はい。」
長峰「ネーネーの披露宴で歌い唄の練習だったね。」
歌子「はい。」
長峰「どうぞ。」
♬~(三線)
歌子♬『てぃんさぐぬ(つっかえながら)花 てぃんさぐぬ(つっかえながら)花』
長峰「今日は ここまでにしとこうか。」
歌子「すいません。 もう一度 歌わせてください。 うちは… 諦めたくありません。」
♬~(三線)
石川の実家
小太郎「仕事を辞めるつもりはない?」
良子「はい。」
石川「家事も育児も 2人で分担して 助け合って 家族3人 もう一度 やり直すと決めました。」
小太郎「良子さん あんた 料理は得意か?」
良子「いいえ。」
小太郎「石川家では 女たちが 行事の際の 御三味料理を作るのが しきたり。」
修「来週 仏壇行事がある。 あんた 御三味料理 作ってきてくれるか?」
良子「…。」
修「できないんだよね? 本家の嫁は 務まらん!」
石川「お父さん…。」
博太郎「おじぃと おじさんの言うとおり。」
小太郎「博夫 これが最後ヤサ。 長男としての自覚を持て!」
良子「私は 諦めません!」
小太郎「私は 博夫さんの妻 石川家の家族です。 そして 働くことに 誇りを持っています! 仕事は 辞めません! その上で 家族の一員と認めてもらうまで 絶対に 諦めません!」
養豚場
賢秀「これからは 心を入れ替え 身を粉ににして働いて 真面目に コツコツ 頑張ろうと思いました。」
寛大「うん。 よく言った! うん。」
賢秀「でも… 諦めます!」
賢秀「結婚する妹のために 長男として… 一発 ド~ンと勝負に出ます! お世話になった ご恩は 一生忘れません! じゃあ! 待ってろよ 暢子~!」