連続テレビ小説「ちむどんどん」84話「あのとき食べたラフテーの」

三郎「いてっ…。」

房子「ごめんなさい…。」

三郎「俺は 平良三郎。」

房子「房子です。 大城房子。」

三郎『初めて会ったのは そん時だ。』

三郎「うまい。」

沖縄料理店・あまゆ

三郎「一目ぼれだった。」

レストラン・フォンターナ

房子「相手は 実業家の御曹司。 釣り合うわけがない。 それなのに…。 フッ ほれちゃった。 周りは 大反対。『お互いに不幸になる』って 言われ続けて…。 だんだん 私と一緒になったら あの人は 本当に 不幸になるんじゃないかって。」

沖縄料理店・あまゆ

三郎「俺は どうしても ほれた女と 一緒になりてえと思った。 だけど 来る日も来る日も みんなに『お前は だまされてる』『住む世界が違う』って言われて…。』で 強引に見合いさせられて。 相手は 県人会の中でも 家柄のいいお嬢さんだった。」

レストラン・フォンターナ

暢子「そのお見合いの相手が 多江さんだったんですね。」

沖縄料理店・あまゆ

三郎「俺が くよくよしてるうちに 房子は 俺の親戚に手切れ金 渡され 姿を消した。 捜さなかった。 俺は あの人を捨てた 意気地なしなんだよ。」

レストラン・フォンターナ

房子「私は あの人を捨てた。 手切れ金を持って 県人会を飛び出して 念願の料理屋を構えた。 あの人は 多江さんと祝言を挙げた。 それから しばらくして…。」

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