真瀬「私は… クリスマスは…。」
佐山「え 何?」
真瀬「ん… ちょっと誘いたいなって人が いるんですけど… まだ誘えなくて。」
佐山「え~ 何それ かわいい。」
高木「それ 絶対早く誘った方がいいよ。」
真瀬「ですよね。 …でも断られたら 立ち直れないじゃないですか。」
高木「そうだけど…。」
真瀬「もう相手いるかもしれないし…。 もう駄目だ!」
高木「ちょっと ちょっと。」
佐山「かわいいですねえ。」
野本「確かに…。」
佐山「え?」
野本「ん? あっ いえ 何でもないです。」
スーパー
(着信)
野本「ママ。 もしもし 何? 今 外なんだけど。」
母☎『ユキ? はらこ飯セットさ 送ったら いる?』
野本「はらこ飯? ああ~ くれるなら欲しいけど。」
母☎『じゃあ また 名取のやつ送るよ。』
野本「ありがとう。」
母☎『ねえ あとさ 今年は年末どうするの? 帰ってくるの?』
野本「もう年末の話? みんな気が早いね。」
母☎『気が早いって ユキが帰ってくるなら 準備しないとでしょ? 今から予約した方が いろいろ安いんだから。』
野本「あ~ うん…。」
母☎『どうするの?』
野本「ん~…。」
母☎『もう はっきりして。』
野本「あ~ ごめん 今 買い物中なんだわ。 また後でいい? 明日 人とごはん食べるから その準備してんの。」
母☎『あら! 休日に おうちで? どんな人?』
野本「女の人だよ。 春日さんっていってね うちの…。」
母☎『な~んだ 友達と会うだけ?』
野本「な…。」
母☎『じゃあ 年末のことは また決まった 電話して。 はらこ飯は 2日くらいで届くからね。』
野本「う~ん 分かった。 じゃあね。 おでんにでもするかな。」