夜ドラ「作りたい女と食べたい女」(第5回)

真瀬「私は… クリスマスは…。」

佐山「え 何?」

真瀬「ん… ちょっと誘いたいなって人が いるんですけど… まだ誘えなくて。」

佐山「え~ 何それ かわいい。」

高木「それ 絶対早く誘った方がいいよ。」

真瀬「ですよね。 …でも断られたら 立ち直れないじゃないですか。」

高木「そうだけど…。」

真瀬「もう相手いるかもしれないし…。 もう駄目だ!」

高木「ちょっと ちょっと。」

佐山「かわいいですねえ。」

野本「確かに…。」

佐山「え?」

野本「ん? あっ いえ 何でもないです。」

スーパー

(着信)

野本「ママ。 もしもし 何? 今 外なんだけど。」

母☎『ユキ? はらこ飯セットさ 送ったら いる?』

野本「はらこ飯? ああ~ くれるなら欲しいけど。」

母☎『じゃあ また 名取のやつ送るよ。』

野本「ありがとう。」

母☎『ねえ あとさ 今年は年末どうするの? 帰ってくるの?』

野本「もう年末の話? みんな気が早いね。」

母☎『気が早いって ユキが帰ってくるなら 準備しないとでしょ? 今から予約した方が いろいろ安いんだから。』

野本「あ~ うん…。」

母☎『どうするの?』

野本「ん~…。」

母☎『もう はっきりして。』

野本「あ~ ごめん 今 買い物中なんだわ。 また後でいい? 明日 人とごはん食べるから その準備してんの。」

母☎『あら! 休日に おうちで? どんな人?』

野本「女の人だよ。 春日さんっていってね うちの…。」

母☎『な~んだ 友達と会うだけ?』

野本「な…。」

母☎『じゃあ 年末のことは また決まった 電話して。 はらこ飯は 2日くらいで届くからね。』

野本「う~ん 分かった。 じゃあね。 おでんにでもするかな。」

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