連続テレビ小説「ちゅらさん」20話「ハイサイ!東京」ネタバレ

おじぃのお墓

恵里「来てないねぇ。」

ちゅらさんの画像

勝子「そうだね…。」

恵里「おじぃのところって 本当に?」

勝子「やめなさい 恵里 やめてよ。」

恵里「だって… おばぁ!」

ハナ「呼んだかね おばぁを!」

恵里「生きてた!」

ハナ「ちゃんと 丈夫な足があるさ。」

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勝子「いつ 来たんですか?」

ハナ「今だよ。 なんで あんた達がそこにいる訳?」

勝子「『なんで』って… ねえ。」

恵里「そうさ 心配したんだよ おばぁ。」

ハナ「なんで?」

恵里「『なんで』って あんな手紙 残して どこ行ったかも分からないしさ。」

ハナ「ちゃんと『おじぃのところへ行く』と 書いたさ。」

恵里「わからないよ それじゃ。 勘違い してしまったさ。」

ハナ「なんで 何と勘違いするか? 『おじぃのところ』とは ここさ。 あんた達 おばぁが自殺すると勘違いしたか?」

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恵里「だってさ ねえ!」

勝子「うん!」

恵里「おばぁ 今 来たって言った?」

勝子「おかあさん 何で来たんですか?」

ハナ「『何』って 船に決まってるさ。 12時間かけて…。」

恵里「え? 船!」

ハナ「あんた達は 飛行機か?」

勝子「ええ…。」

恵里「そりゃそうさ。」

ハナ「あきさみよー この 金がない非常時に 飛行機は 2人で往復6万円はかかるでしょ? 船は片道 5100円だよ。」

恵里「そんな事 言ったって。 ねえ。」

勝子「ねえ。」

ハナ「『ねえ』じゃ ないでしょう? もったいない。 帰りは 皆 船だよ。」

2人「え~!」

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ハナ「何が『え~!』か。 お墓の掃除するよ。 恵里 あそこの 花 持ってきなさい。 おじぃが好きな花だから。」

恵里「は~い。」

古波蔵家

恵文「え? おばぁ いた? そうか よかった よかった。」

恵達「やっぱり そうか。」

恵文「え? おばぁ 船で行った?」

恵達「すげえ 体力。」

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恵文「いいよ 代らなくて…。 1晩ゆっくりして 明日の1便で… え? 帰りは 皆 船? ご苦労さんだね はい 気をつけて。 飯? 恵達と 何とかするから 大丈夫さ。 はい。」

こはぐら壮

恵里「何か楽しいね こういうのもさ」

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勝子「そうだね。」

ハナ「そうかね?」

恵里「島の においがする。」

勝子「本当ね。」

恵里「私さ…。」

勝子「ん?」

恵里「なんか… 分かった気がする。」

勝子「何が?」

恵里「小浜に来て… 分かった気がする。 私が どうして東京に行きたいのか。 小浜は いい所だよね。 とても いい所。 大好き。 でも 私が那覇に住んで それで 帰って来たから 余計そう思うんだと思う。」

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