連続テレビ小説「ちゅらさん」2話「美(ちゅ)ら海の約束」ネタバレ

就寝タイム

静子「和也 疲れてない?」

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和也「うん なんか大丈夫…。 島の太陽に 当たってたからね。」

静子「そうかもね でも もう寝なさい。 お母さん 民宿の人達に いろいろ お願いする事あるから。」

和也「うん おやすみ。」

静子「おやすみ…。」

文也「おやすみなさい。」

静子「文也 明日 お母さんと学校 行く? 手続きは もう済んでるけど…。」

文也「いい 自分で行くから。」

静子「じゃ おやすみ。」

和也「お母さん 恵里と恵達には 言わないで…。」

静子「うん 分かった。」

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古波蔵家

静子「あの ちょっと よろしいですか?」

勝子「あ どうぞ…。」

ハナ「お茶 いれようね。」

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静子「もう 何軒も 病院という 病院で 診てもらいました…。 でも どこでも 結論は同じで『もう 治療の方法はない』って。 あとは『本人の生きようとする力が どれだけあるか』だって…。」

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勝子「そんなに重い病気には 見えなかったけど…。」

静子「多分 気持ちに 今 張りがあるんだと思います。 さっきみたいに 笑ってるあの子 もう何年も見た事 ありませんでしたから。」

勝子「そうですか…。」

静子「ずっと 病院暮らしだったんです。 子供らしい 楽しい事 全然 知らなくて…。 そんなあの子が ある日 突然 言いだしたんです。 どうしても『こちらに行ってみたいんだって。 暮らしたいんだって。』 と…。」

恵文「何でですかね? 何で ここに?」

静子「あの…。 これ…。」

勝子「これ…!」

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恵文「あ これを見てからに? これはね もう 10年ほど前に小浜から 東京に行った島の人に 作ってもらって 東京の代理店とかいうんですか? 旅行の。 そこに置いてもらったんですよ。 これがねえ なんでかね また?」

静子「飛んできたんだそうです。」

勝子「飛んで?」

静子「ええ 病院の屋上のベンチ。」

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静子「あの子のお気に入りの場所があって。」

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