ゆがふ
店内
店員「いらっしゃいませ! こちら どうぞ。」
兼城「どうした?」
恵里「いえ。」
(戸が開く)
店員「いらっしゃいませ!」
兼城「いらっしゃい! ごめん 今 いっぱいさ。」
常連客「また来るね。」
店前
兼城「また来てよ!」
常連客「また来るよ。『ヤンバル』行っか?」
店員「店長!」
兼城「あ はいはい!」
一風館
グアテマラ
恵達「しょうがないのでは?」
恵里「うん。 真理亜さんの言うとおり 私は 自分の事しか考えてないのかな? そう思った。」
恵達「まあね。」
恵里「ダメだね 私。 店長は いい人だから 私のためにさ…。 私が 沖縄の子っていうのも あるんだと思うし。」
恵達「やめるの?」
恵里「そんな簡単にはさ。」
恵達「俺 思ってたんだけど…。」
恵里「何?」
恵達「姉え姉えが 東京で見つけたかったものって あれなのかな?」
恵里「え?」
恵達「もしそうなら いいんだけどさ。 俺 明日 沖縄に帰る。」
恵里「え?」
恵達「金 貯まったからさ 帰ってくる。」
恵里「もう貯まったの? すごいね!」
恵達「うん。」
恵里「そう…。」
そして 恵達も 沖縄へ 戻っていったのでした。
恵里は また独りになりました。
そして また分からなくってしまったのですねぇ
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