連続テレビ小説「ちゅらさん」49話「暁(あかちち)のアリア」ネタバレ

店前

恵里「あの…。」

仲間「ああ 恵里ちゃんか…。」

恵里「すみませんでした。」

高良「あのさ 言いたくないけどさ 何で こんな店にしてしまった訳?」

ちゅらさんの画像

仲間「やめろって。 ごめんね。 コイツは 酔っぱらってるから 連れて帰ろうね。」

高良「酔っぱらってなんかいないさぁ 全然 つまらん。」

仲間「何 勝手な事 言ってるか 商売だから 繁盛した方がいい。」

高良「そんなこと 分かってるさ でもさ 兼城さんは もうけなんか どうでもいいって 俺たちが 気軽に いつでも 寄れるような店だからって ウチナンチュー以外は 断ってたのさ。 それが 何で こうなってしまう訳。」

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仲間「やめろって。 ごめんね。」

恵里「いえ そんな。」

高良「何が『ゆがふ』か! 何が 楽園だ!」

北栄総合病院

文也「(ため息)」

菊池「なあ 上村。」

文也「ん?」

菊池「お前 よく 平気だったな。」

文也「何が?」

菊池「解剖実習だよ。 皆 ゲッソリ めげてたよ。 平気な顔してるの お前と西宮だけだもんな。」

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菊池「成績のいい お二人は 違いますね。 あ メシ食いに行くけど どう?」

文也「いや 俺は いいや。」

菊池「ま 俺たちと 話 合わないもんな。 じゃあね。 …おう メシ 食い行くぜ。」

「行こうぜ」

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遥「ねえ。」

文也「え?」

遥「何で 上村は 群れないって いうか いつも1人なの?」

文也「ああ 別に 意味は ないけど。 もともと 勉強できないのに 医大なんか 入っちゃってさ。 寝る間も惜しんで 勉強しないと 追いつかないわけ。 一発で 合格したいしね 国家試験には…。 親に負担も かけるし。」

遥「ふ~ん。 何で そんなに 医者に なりたいの?」

文也「え。」

遥「聞いちゃいけない質問だった?」

文也「え? 何だよ 突然。」

遥「興味あるから 上村に。」

文也「あ そりゃ どうも。」

遥「親が医者って訳じゃ ないでしょ?」

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文也「うん 別に。 そっちは どうなの?」

遥「私?」

文也「うん。」

遥「私は… う~ん 私 生まれた時から 知能指数 かなり高いんだ。」

文也「は?」

遥「だから それを いかせる仕事は何かなと思って 無駄にするべきじゃないでしょ。」

文也「はあ。 とりようによっては 嫌みだよね ずいぶん。」

遥「そう? で どうなの?」

文也「俺? そうだな…。 もうかりそうな 仕事だなあと思って。」

遥「ふ~ん。」

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文也「何だよ。」

遥「そういうウソ つくんだ?」

文也「え?」

遥「実は 困ってる人を助けたいとか 思ってたりして。 まあ いいや。 …ねえ。 私たちって 結構 お似合いよね?」

文也「それは どうも 光栄ですね。」

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遥「うん 今度誘うから 断らないでね。」

文也「はぁ。」

遥「じゃ またね。」

文也「変な女…。」

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文也「医者か…。」

回想

『命(ぬち)どぅ宝』 何よりも 人の命が 一番 大切という事。 和也君みたいな子は 多分 神様に 選ばれたんだねぇ。 この世界 生きている人に 『命が 一番 大切』という事を 忘れさせないように するためにさぁ」

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回想終了

文也「青臭い…。」

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