こはぐら壮
恵理「おばさんに…? なってない なってない! なってないさ うん 許容範囲 許容範囲 大丈夫 上等 上等! いけてるさぁ!」
そうやって 自分に甘くなるると 危ないんだけどねぇ
恵理「えっ?」
言い忘れましたが 東京から戻った恵理は 島で 訪問看護の仕事を
文也君は 島に一つの診療所で お医者さんとして働いています
この2人 着実に 勉強したことを 役立てて 成長しているさね
訪問看護中の恵理
恵理「どこか痛いとこありますか?」
男「恵理ちゃんも 全然 変わらんな」
恵理「えっ? そう? ありがとう おじさん」
男「ミス 小浜さ」
恵理「あら! 嫌だ おじさん! 私は ミスじゃないさ」
男「でも 島の女は半分以上は おばぁだからな ハハハハ…」
恵理「おじさん 注射しようか 大きめの」
男「やめて…」
和也の木
恵理「あ~ 東京は どんなしてるかね~」
文也「うん」
恵理「私がいなくて 大丈夫かね~」
文也「大丈夫だろう」
恵理「うん… あっ ねえねえ 撮って 撮って!」
文也「ああ いくよ」
恵理「はいたい 恵理で~す! 皆さん 元気ですか~? 今日は 美しい夕日を お届けしま~す!」
東京・一風館
一風館の人々「ほ~う いいねぇ!」
懐かしいね 一風館の皆さんも 元気そうだね
恵理『西表に沈む夕日 きれいでしょう? そして 私も きれいでしょう?」
おや? 容子さんの この表情 容子さんにしては 珍しく ちょっと シリアスだね
おやおや あらあら これは どういうことなのかね? まったく でもまあ 恵文のことだから どうせ大したことはないはずだけど いったん 忘れようね