ゆがふ
静子「人生 いろいろだよね 沖縄に行く人 沖縄から東京へ来る人」
兼城「…であるね」
静子「…であるよ ああ でも大丈夫かな…」
兼城「真理亜ちゃん?」
静子「うん…」
一風館
容子「ただね~… 私… 一つだけ 心配なことがあるんだ」
恵理「何ですか?」
容子「あんたよ」
真理亜「はっ? 私? 何でよ?」
容子「『何でよ』じゃないわよ! 心配なのよ あんたが 私は」
真理亜「だから 何か?」
容子「『何が』じゃないわよ! 奈々子ちゃん」
奈々子「はい!」
容子「この人 頼むね」
奈々子「あ… はい! 分かりました 任せてください」
真理亜「あのね 何で私は『頼む』とか『任せてください』とかって そういう…」
みづえ「大丈夫よ 容子さん みんな いるから」
島田「そうだよ 安心しなさい」
容子「ありがとう ほら あんたも よろしくお願いしなさい」
真理亜「よろしくお願いしま… 何でよ?!」
恵理「分かるさ 容子さんの気持…」
真理亜「うん?」
恵理「私からも よろしくお願いします」
真理亜「おい『私からも』って…」
容子「お願いします」
恵理「お願いします」
真理亜「お願いします …だから!」
ゆがふ
兼城「いらっしゃい!」
奈々子「どうも」
静子「恵理ちゃん 来たって?」
奈々子「はい …あれ? 静子さん 知ってたんですか?」
静子「うん」
奈々子「そうか… 何か すごいな あの3人」
静子「うん…」
兼城「まあ あの3人はね 特別さぁね」