古波蔵家
恵尚「何で 俺だけ 楽しくないわけ?」
恵文「まだ ステイかね? 恵尚」
恵尚「ウ~ン」
勝子「何ね? それは」
恵尚「オヤジさん! こうなったら もう 街にでも繰り出して パ~ッと飲もう! きれいな おねえちゃんのいるお店で」
恵文「いいね いいね 行こうかね 恵尚」
勝子「(せきばらい)」
ハナ「恵尚」
恵尚「何ね? おばぁ」
ハナ「ハウス!」
恵尚「ワオ~ン…」
まあ そんな感じの日々でございました
こはぐら壮
文也「どうした? 恵理」
恵理「うん 真理亜さん 大丈夫かね?」
文也「はっ? 何で?」
恵理「夢見たさ 真理亜さんの 何か 寂しそうでさ…」
文也「はあ…」
恵理「何か 気になるな…」
道中
回想
真理亜「寂しいわよ! 大好きよ あんたたちのことが! 1人じゃ 寂しくて どうしていいか 分かんないわよ」
恵文「おばぁが いつか言っていたさ『恵理は太陽みたいな子だね』って 太陽のように 明るくて いつでも 空を見れば 元気になれる 弱ってる人には 必要なんだよ 太陽の光が」
回想終了
恵理「よしっ!」
漁港
恵理「ちょっとまって! 待って~! その船 待って~!」
男「おい まて~!」
恵理「待って~!」
男「お~い!」
恵理「ちょっと待って~!」
ゆがふ
真理亜「おっ!」
兼城「ああ 真理亜ちゃん ちょっと待ってね」
真理亜「ああ いいから いいから 自分で適当にやるし そっち やって めったに ないんだから 忙しいことなんて」
兼城「じゃ ごめん ありがとう」
恵理「真理亜さん」
真理亜「えっ…? あっ…!」
恵理「真理亜さん… 大丈夫だよ」
真理亜「えっ…?」
恵理「大丈夫 離れていても… 私たちの心のきずなは 切れたりしないさ 絶対 寂しくて SOSしてくれたんですよね 私には ちゃんと分かりますから 分かるんです」
聡子「わっ…!」
真理亜「あっ」
恵理「ああ」
聡子「ああ… ハハ…」
恵理・真理亜「えっ?」
真理亜「あっ!」
恵理「あっ!」
兼城「あれ 恵理ちゃん! どうしたの?」
恵理「あっ どうも」
兼城「驚いたさ~ ちょっと待って」
恵理「あっ いいです いいです 大丈夫です 2人でやりますから」
兼城「悪いね」
恵理「いえ 悪くないです じゃ 乾杯 あ~! あっ!」
漁港
文也「すみませんでした」
文也「まったく 想像を超えてるよね お母さんのする行動は 本当に…」
和也「疲れるね 本当に」
文也「うん」
和也「でも 面白くて いいね」
文也「えっ? … そうだな」
和也「うん 頑張ってよ お父さん」
文也「はい えっ? こら 生意気いうな…」