あらすじ
ふじ(室井滋)の温かい言葉に蓮子(仲間由紀恵)がひそかな決意をした翌朝、はな(吉高由里子)と蓮子は近くの池へ魚釣りに出かける。楽しそうだが「今日を決して忘れない」などと言う蓮子に、はなはどうしたのかと問うもののはぐらかされる。そこへ朝市(窪田正孝)と吉太郎(賀来賢人)もやってきて、4人は大きな魚を釣り上げる。朝市や蓮子の言葉に背中を押され、帰京したはなは高等科への進学を決意する。しかし、蓮子は…。
36回ネタバレ
東京
1945年(昭和20年)
花子「『アンは 涙ながらに言った 「ああダイアナ。 なんじの若かりし頃の友を 忘れないと 固く約束して下さる?」。 「しますとも」。 ダイアナは すすり泣いた。 「それに またと 腹心の友は 持たないわ。 どんな人だって あんたを 愛したようには 愛せないもの」』。
<はなにとって 腹心の友 蓮子さんとの思い出は 楽しいだけではなく つらいのも あったので ございます。>
安東家
(鶏の鳴き声)
蓮子「私にも 何か お手伝いさせて下さい。」
ふじ「えっ? こんな きれいな着物で 野良仕事なん させられっこ ねえら。」
蓮子「じゃあ こんな着物 脱いできますから。」
ふじ「なにょう言うで! 何もしなんでいいだよ。」
はな「無理しないで。 蓮様は つい この間まで お掃除も何も できなかったんだから。」
蓮子「今は そんな事なくってよ。 おじい様 私にも何かさせて下さい。」
周造「そうさな 蓮子さんに 頼めそうなこんったら…。 ああ。」
川
蓮子「この時間が 永遠に続けばいいのに。」
はな「何言ってんですか。 永遠に 一匹も釣れなくてもいいの?」
蓮子「私 はなちゃんと こうして一緒にいられる事が たまらなく うれしいの。」
はな「蓮様…。」
蓮子「私には 青春なんて 一生ないと思ってたわ。 でも はなちゃんと出会って 失われた時間を取り戻したの。 この半年間 本当に楽しかったわ。 この キラキラした時間を 私 決して忘れない。 遠く離れても。」
はな「遠く離れても? 今日の蓮様 おかしい。」
蓮子「そんな事ないわよ。 いくら 生涯の友情を 誓い合っても おばあさんになるまで ず~っと くっついてる訳には いかないでしょ。」
はな「それは そうだけど…。」