「ワン トゥー さん はい!」
<ほかにも… ボイストレーニングや発声練習 素潜りの特訓 和服の所作 日舞 習字 ペン字 生け花 料理など このまま お嫁にいけるくらいの 習い事をやり 膨大な資料を読まされ>
助監督「アキちゃん 頑張ろうね。」
アキ「はい!」
<とうとう迎えた クランクインの日>
『潮騒のメモリー』撮影現場
スタッフ「キャストカー入ります!」
「はい!」
鈴鹿「おはようごいます!」
スタッフ「おはようございま~す!」
アキ「おはようございます! アキです。」
鈴鹿「いよいよね アキ! 今日までよく耐えてきたと 思う。」
アキ「はい。」
鈴鹿「女優が一人の女を演じるために どれだけ努力をするものか よく分かったでしょ?」
アキ「はい。」
鈴鹿「よし! じゃあね 今まで勉強した事 一回全部忘れよう。」
アキ「え?」
鈴鹿「リセットして ゼロから始めてみよう。 それが芝居 それが映画です!」
<いや いや いや いや! じぇ… じぇじぇ!『潮騒のメモリー』いよいよ撮影スタートでがす>