連続テレビ小説「あまちゃん」134回「おら、みんなに会いでぇ!」

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鈴鹿「しょうがないわね。 よりによって この ご時世に『寄せては返す 波のように』なんて歌詞…。(ため息)」

春子「…っていうか 鈴鹿さん!」

鈴鹿「はい…。」

春子「大変申し上げにくいんですけど そろそろ お仕事して頂いて よろしいですか? このままじゃ うち タクシーの営業所になってしまう。」

黒川「行ってきま~す…。」

春子「行ってらっしゃい。」

黒川「お疲れ~。」

水口「ただいま 帰りました。」

春子「お疲れ。 ほら 優秀な現場マネージャーが 帰ってきましたよ~。」

水口「『おめでた弁護士』の スピンオフドラマの台本です。 鈴鹿さんは ワンシーンの友情出演です。」

鈴鹿「お断りしてちょうだい。」

春子「ま~た?」

鈴鹿「もちろん出たい! ありがたいと思う! だけど 東北の方々に申し訳な…。」

春子「東北の人間が 働けって言ってるんです! ほら 働いてます!」

『じぇじぇじぇのぎょぎょぎょ』撮影スタジオ

アキ『じぇじぇじぇの』。

さかなクン『ぎょぎょぎょ』。

<子どもたちのために いち早く 番組は再開。 タイトルは変更されました>

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鈴鹿「しょうがない。 この ご時世『見つけて こわそう』不謹慎よ。」

<悩んでいるのは 鈴鹿さんだけではありません>

無頼鮨

荒巻「売名行為って言われるんです。」

梅頭「太巻さんが?」

荒巻「炊き出し行っても 行くとこ行くとこ 貴乃花親方とバッティングして 全然目立たないし。」

河島「『目立たない』とか言うから 売名って言われるんじゃないすか。」

荒巻「メニューも よくなかったんだよね。 向こう ちゃんこでさ こっち ベーグルだろ。 全然 合わない。 フフフフフッ!

炊き出し

ベロニカ「ベーグル どうぞ。 おいしいですヨ。 ベーグル どうぞ。」

「ありがとうございます。」

<娯楽に関わる多くの人が 自分自身に問いかけました。 ドラマや 映画や 歌がなくても 人は 十分生きていける。 でも 水や食べ物 電気や燃料がないと 人は困る。 生きられない。 世の中が すっかり変わってしまった。 3月10日まで 日々 どんな気分で 暮らしていたか アキもまた 思い出せず 自分が どうしたいのか 分からないでいました>

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