北三陸駅
アキ「あ ユイちゃん! どうしたの? 怖い顔して。」
ユイ「(ため息)これ 兄貴から渡せって 頼まれた。」
回想
ヒロシ「これアキちゃんに渡して。」
ユイ「え?」
ヒロシ「ほら 中見んなよ。」
ユイ「見なくても分かるよ これ どう見ても。 え?」
ヒロシ「うるせえな。」
回想終了
アキ「何で そんなに はじっこ持ってるの?」
ユイ「だって嫌じゃん。 親友に 兄貴からのラブレター渡すなんて。」
アキ「ラブレター!?」
ユイ「うん。 久しぶりに メールしてきたと思ったら…。 あ~ 嫌だ! 大丈夫! こんなの読まなくていいから!」
ゴミ箱に捨てるユイ
アキ「ちょっと?」
ユイ「行こう行こう。」
アキ「え?」
ユイ「あ~!」
吉田「読むよね~!」
ユイ「う~!」
吉田「すいません。」
ユイ「ごめんね 兄貴には 直接渡せって 言っとくから。」