学校
磯野「おめえ いい体してんな。」
種市「してねえっすよ。」
アキ「あっ すいません。」
磯野「別に構わねえじゃ。 入って 着替えろ。」
アキ「すいません。 あっ…。」
種市「うん? ああ これか。 自分も 駅で買わされた。」
アキ「ああ…。 えっと おそろいですね。」
種市「ああ。 この間 ごちそうさま。 楽しかったな。」
アキ「こちらこそ 遅くまで すいません。」
磯野「へいへい へいへい! おめえら この野郎…。 つきあってんのか?」
アキ「違います。 天野の誕生会があって…。」
磯野「おら 呼ばれてねえど! この野郎 怪しいべ! そのミミガー!?」
種市「いや ミサンガ…。」
磯野「ミサンガが 何よりの証拠だ! ハハハッ! 潜水土木科 久々のロマンスだべ! スクープ! スクープ! スクープ! スクープ! スクープ! スクープ! スクープ! スクープ! スクープ!」
<『うるせえ デブだな』。 心の中で そう毒づきながら アキは喜びを隠せませんでした。 もしかしたら 種市先輩も 好意を抱いているのかも>
磯野「ユイちゃん知ってた!? 天野と種市は あっつっつだ! あっつっつ! あっつっつ! 分かんねえか?」
ユイ「お母さんに聞いた?」
アキ「まだ。 なかなか タイミング合わなくて。 ユイちゃんは?」
ユイ「また パパから聞いたの 新事実。 アキちゃんのお母さんね オーディション受けた事あるみたいだよ。」
アキ「オーディション?」
天野家
回想
ユイ「駅の反対側にさ 古い写真館あるじゃん。 あそこで 写真撮って 送ったみたい。 探したら 家にあるんじゃない?」
回想終了
2階
春子「何 探してんの? もしかして これ?」