北三陸駅
<無理だ。 いくら ユイのためとはいえ 春子が許可するとは思えない。 何か よい方法はないか>
アキ「…あっ!」
海女カフェ
夏「ふぇす? 何だ ふぇすって。」
アキ「みんなで歌ったり 踊ったり 潜ったり ウニ取ったりする 海女のフェスティバルだ!」
美寿々「えっ ここでか?」
アキ「んだ。 ユイちゃんに 元気になってもらうのが 目的なんだけど 露骨に 元気出せって言うと 元気なくなる子だから。」
一同「あ~。」
アキ「だから 無駄に元気な 海女クラブのお祭りに 放り出したら どうだべ?」
(笑い声)
花巻「海女~ソニック。 海女のサマーフェス 海女~ソニック。」
一同「は?」
花巻「何でもねえ。」
アキ「それいいよ 花巻さん!」
花巻「うん?」
アキ「海女~ソニック。 いぐねえ?」
夏「何だか分がんねえけど にぎやかなのは いい事だ!」
かつ枝「あ~ んだな! ユイちゃんもよ 来てくれたら 客足も 更に伸びるべ!」
美寿々「出たよ この守銭奴が!」
弥生「そしたら おら『ヨイトマケの唄』歌うべ。♬『父ちゃんのためなら エンヤコラ』