古山家
音「裕一さん… えっ…。」
裕一「音… いや これは 本当に しかたのないことだから。」
音「違うの。 残しておきたくて。 あなたのことを… 裕一さんのことを待ってますから。」
裕一「ありがとう。」
(戸が開く音)
三隅「ごめんください! 東都映画の三隅です! 先生 ご在宅でしょうか!?」
玄関
三隅「ちょっと… 個人的なツテがありまして 軍の方に確認してみたところ 先生は曲作りで 国に多大な貢献をして頂いてるため 即日招集解除にするとのことです。 形式上は 一日だけ入隊して 即解除となるそうです。 軍としては これからも国民を鼓舞する 曲を期待するとのことでした。 フフッ。」
裕一「僕だけが特別ってことですか?」
三隅「あっ… 気にされなくても! ほかの分野でも こういうことはあるそうです。 それぞれの得意分野で貢献することこそ 国民の務めです! 先生 これで映画の方に 全力投球 お願いしますね! ねっ!」