連続テレビ小説「エール」86話「歌の力」ネタバレ

関内馬具

心臓を抑えている岩城

光子「ご苦労さま。」

五郎「ありがとうございます。」

光子「あら? 五郎ちゃん 一人で全部任されとるの?」

五郎「はい! 昨日から。」

光子「頼もしいわ。 岩城さんの指導のおかげね。」

岩城「いや… こいつの ひたむきさです。」

光子「フフッ そうね。 まあ とにかく こんな世の中だけど 仕事があるのは ありがたいわ。」

岩城「五郎… 馬具は人と馬の命を守るもんだで。 忘れるな。」

五郎「何度も言われてますから 分かってます。 厠へ行ってきます。」

岩城「今までは一人前になりたいって思いで 突き進んどったもんが 合格して立ち止まってしまって…。 戦争に協力しとるんじゃないかって 気持ちが あふれてくるようです。」

光子「心配だわ…。」

音と華は まさの症状が悪化したとの知らせもあり 福島に疎開することにしました。

喜多一
寝室

浩二「先生 ありがとうございました。」

音「ありがとうございました。」

まさ「ごめんね。 せっかく来てくれたのに寝てばっかりで。」

音「いえ ゆっくりされて下さい。」

まさ「華 もっと顔見せて。」

裕一の部屋

音「んっ…。 はあ…。 はあ…。」

蓄音機を見つける音

浩二「兄貴の才能を開花させるきっかけだから。」

音「ごめんなさい 勝手に。」

浩二「いや… フフッ。 いっつも じっと座って 難しい音楽 聴いてた。」

音「そっか…。」

浩二「もともと俺の誕生祝だったんだけどね。」

音「フフフ…。 分からないもんですよね 人生って。」

浩二「兄ちゃん 心配? 兄ちゃんは 軍にとって大事な人だ。 そんな危険なとこ 行かせられっことねえよ。 なっ?」

音「そうですね。」

浩二「ああ。」

寝室

浩二「華ちゃん いい子だね。」

音「おてんばだけど 優しい子です。」

浩二「俺も早く結婚しねえと。 このままじゃ 喜多一も権藤家も潰れちまあ。 母さん 倒れてから 急に焦ってきた。」

音「どんな方がいいんですか? いい人がいたら紹介しますよ。」

浩二「あっ… 原 節子みてえな?」

(カラスの鳴き声)

音「…」

浩二「ごはん作るわ。」

音「あっ… 私やります 浩二さん。」

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