音楽教室
羽生「ええ~っ!」
(ふき出す音)
羽生「『長崎の鐘』!? あれ 本当に大好きなのよ 私。 ご主人が作ったの?」
音「…はい。」
羽生「すばらしいわ~。 あなたも負けてられないわね! あっ! ちょっと待って。『ラ・ボエーム』のオーディション 受けてみる気ある?」
古山家
音「どう思う?」
裕一「いいじゃない。 受けてみれば?」
音「できるかしら? 休んでた期間も長かったし。」
裕一「あれ? 音は やりたくないの?」
音「やりたい。」
裕一「だったら…。」
音「そうね。」
裕一「うん。」
音「やってみます。」
裕一「フフフ… よかった。」
音「あっ 華 これから しばらく レッスン長引いても大丈夫?」
華「いいよ 別に。 大丈夫。」
音「ありがとう。 よろしくね。」
華「うん。」
戦争から3年。 裕一の周りの人々は それぞれの道を見つけ 前に進み始めていました。
賭博中の久志
久志「よっしゃ~!」
この男を除いては。
久志「どうするんだよ これ! アハハハ!」