連続テレビ小説「エール」97話「栄冠は君に輝く」ネタバレ

古山家

裕一「ただいま~。」

音「お帰りなさい。 今日は どうでした? 少しは話せた?」

裕一「う~ん… もう どうすればいいんだろう。」

音「時間をかけるしかないのかもね。」

裕一「うん… そうだね。」

音「ゆっくりいきましょう。 明日 大阪でしょ? すぐ お夕飯の 用意するね。」

裕一「うん… ありがとう。」

音「よいしょ。」

大阪 朝一新聞社

大倉「こちら 作曲家の古山裕一先生です。」

裕一「初めまして 古山と申します。」

斎藤「お目にかかれて光栄です!『紺碧の空』大好きなんです!」

裕一「えっ!」

斎藤「僕ね 早稲田なんですよ。」

裕一「あっ そうなんですね!」

富田「『大阪タイガースの歌』も先生の作品ですよね? ♬『六甲おろしに 颯爽と』。」

高等学校野球大会 公募歌詞最終選考会

斎藤「う~ん…。 いや どれも力作で迷いますな!」

富田「この『球児の夏よ』なんか プロの作詞家 顔負けですよ。」

大倉「古山先生は いかがですか?」

裕一「そうですね… どれも すばらしいと思いますが 僕は… この『栄冠は君に輝く』が とても好きです。」

「おお・・・ いい題名ですよね。 明るさと希望が みなぎってる。」

裕一「歌詞の内容にも 心打たれました。 一見 勝った人に向けた歌に 聞こえますが よく読むと 負けた人への 温かいまなざしも感じるというか…。」

大倉「なるほど!」

裕一「勝ち負けではなく 精いっぱい頑張ってる人たち全てに向けた 温かい歌に 僕は感じます。」

大倉「ああ…。」

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